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■チーム練習
この章ではチーム活動の中でもとりわけリーダーシップを求められる
「チーム練習」においてリーダーに問われるポイントを
”考える”、”伝える”、”コントロールする”の3つに分けて説明していきます。
@考える
・練習メニューの選定
練習メニュー作りはチームリーダーにとって最も頭を悩ませることの一つです。
しかし練習方法を一から新しく作ろうとする人は少なく
既存のものを本やインターネット、人伝に見聞きしたものから用いて
メニューとすることがほとんどのはずです。
そのこと自体は何の問題もありませんが、気をつけたいのはその「選定方法」です。
練習の第一目的は”チーム強化の手段”ですので
それが本に紹介されていたから、という理由で選ぶのではなく
何がチームに有効かを見極めて選ばなくてはなりません。
その”見極め”に必要なのは普段からどれだけ”チーム全体”としてだけでなく
”メンバーひとりひとり”を見てきたかであり
プレーだけでなく、悩み、不安、期待などを含めた感情面を”感じ取ってきたか”です。
ゲームのプレーを見て誰にどんな技術が不足しているかを見つけるのは
さほど難しいことではありませんが、
失敗する理由を正確に見抜ける人は多くありません。
それは「技術」「知識」「経験」がなければわからないことなのです。
よって少しでも能力に秀でているであろうリーダーは
”なぜ上手くいかないのか”に気づけず失敗を繰り返すメンバーに代わって原因を見出し、
「思い込み」や「不安」を取り除く手段として練習方法を選ぶ必要があります。
・理想と現実
気をつけたいのは”どう在りたいか”の「理想」先行の練習であってはならないということです。
練習はまず「現実」を直視した上で見える課題の解決、弱点の克服こそが優先されるべきです。
「次の試合までにエイトをできるようになろう」
「セットプレーの戦術を増やそう」
夢が膨らみ理想が先行するのはビギナーの大きな特徴ですが、
基礎を築けていなければ応用ができるはずもないため結局は遠回りとなります。
そしてこのように先を急いで取り残されるのは常に弱者です。
メンバー間の格差を広げ通常の連携すらままならなくなるのでは
戦力ダウンは否めないばかりか弱者の意欲減退を招き、脱落者を生んでしまいます。
部分的な技術志向の発生によって内部に異なる方向性を抱えたチームは必ず瓦解します。
このことから「成長」も「破滅」もリーダーの裁量次第と言えるでしょう。
・決まった「型」より「応用力」
上級者のプレーに影響され”こうなることが理想だ”という思い込み持つことから
ある特定の動き=「型」を練習して習得することが
成長だと誤解している人も多いですが違います。
練習はあくまで最も基本となる形を熟知した上で
そこから枝分かれする発展型の一つ一つを経験から身に付けていくかが重要です。
本番では状況に左右されない基本形をベースに
都度異なる局面に応じた行動を選択できるか、その「応用力」が問われます。
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